約10ヶ月ぶりのバナナのライブ。久しぶりの上、年もとったわれわれは非常に緊張してたのでした。
メンバーの変貌ブリといえば、ボーカルリュウの加入、ベースHITOMIの仕事でやつれたこと、ためZOUの退職、ドラムの遊が肥えた事。いろんな波乱万丈の問題を克服してのライブ。そういう意味で今回はとても大きな意味を持ったライブではなかったでしょうか?
坂本さんの歯科医のもと、いや司会のもと拍手喝采が鳴り響く。16:40バナナ スタート.....でした。
リーダー大西書店の緊張した様を観客全員が見守る中、遊の刻む(ぶっ叩く)ブルージーなドラムにベースHITOMIのいんちきチョッパー、とためZOUのピアノが絡みつつ、リュウの「YOYO 必ず確かなもの わずかに見えたこの感情 ためらう事など何もないさ さあ目指すはあの波乱万丈!!」のRAPが重なった。いよいよ始まった「JUST MOMENT」!! ラップとJAZの要素を取り入れたこの曲はバナナにとって生まれ変わりを果たした曲。まーぼの華麗なピアノソロのあと、大西書店のギターソロが鳴り響く!!
そしてリュウの十八番曲「FIRE SOUL MUSIC」遊のこれまたヘヴィに決めた連打の嵐と他のセクションが交じり合ったロックナンバー。みんな唸れ!!「ファイアソーファイアソー」
それから今までの雰囲気を裏切るかのようにしっとりとためZOUのピアノから始まるメルヘンの世界にようこそ「バナナボート」。こいつには苦戦したねー。WALTSなんて考えはバナナには無かったからね。気分はまさしく南のはてを目指す少年。さあ彼はその大海原にどんな答えを見つけ出せるのか…?
「世界中の恋人たちに捧げます「LOVE SONG 〜奏でよラブストーリー〜」まるでトレンディードラマのフレーズのようなクサイ台詞、よく言ってくれたよ。リュウありがとう。若干の演奏トラブルにもかかわらず、リュウと大西書店のかけあいコーラスが見もののこの曲。恋人たちの何気ないしぐさ、わだかまりがまるで絵に描いたように感じるこの曲は今回一番のバナナのチャレンジでした。お洒落にキマってたでしょうか?
そしてどーにかなるぜ。朝まで踊りつづけようぜーベイべーのノリの'70ノリのロックンロールナンバー「ヘイヘイヘイ 〜甘い誘惑の詩〜」もう定番のロックのノリで作っちゃいました。目的は「誰もがわかりやすいロックの見本」と言うわけで大西書店が曲を考案した訳だよ。たてノリのお客さんの様子がうかがえました。
最後にベースのHITOMIがバナナに入るきっかけとなった曲「PASSING AWAY」。今回はためZOUのキーボードソロでしめるという試みでした。この16ビートの入ったノリは大西書店が最も好きなスタイル。みんな全力で練習した成果もあり、今までで一番良い出来だったと自負しております。
それを受けて「みんなありがとう お客さ───ん---- YEAH!!」「CLAP!!」でしめました。
これを最後に持ってきたのはドラムの遊のアイデアとHITOMIを愛するメンバーの感謝の気持ちがこもったものでした。
今回のライブで学んだ事ですが、いろいろみんな事情が悪い中でも、信じるものがあればそれはきっと成功につながるものだという事を知りました。
わだかまりやケンカ、失業や仕事の引継ぎ、メンバーの脱退、色々ありましたがやれば出来るんだなーって感じた。そして、誰一人が欠けたってこの結果はうまれなかったのです。
それをかみしめた上で、みんなーおつかれー!!!!!!
次は11月に企画予定のライブ、ぜひとも成功させたいものです。 また見てねー。
(レポート/大西書店)
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