バナナにとって2年ぶりのBIGHIP。やる気満々の大西書店なのでした。なんせ、ドラムの遊が加入して初めてのライブなので、どんな音になるのかが楽しみだったからです。
音響設備と店内の雰囲気では誰もが満足出来るライブハウス、BIGHIP。またこの場所でライブが出来るなんてー。メンバー全員そう思っていたに違いありません。
BIGHIPに3時に集合。そこには周南ブギハウスのマスター、MORINAGAさんがギターを手入れしていました。
ブルースメンのフェロモンバリバリで、われわれを魅了していたのです。
そして照明にはMASAMIさん、そしてPAに西田さんといった強力なサポートのもと、リハーサルが始まったのでした。
蔵元ハーブ園、バナナとリハーサルが続く中、もう一つのバンド、七色クラブの皆さんが姿をあらわしました。
七色クラブはレインボーラブとともに、小野田を代表するエンターティナーバンドで、イベントには引っ張りだこの実力派バンドなのです。今回バナナで競演するのは初めてで、このバンドからライブの進行のうまさを参考にしてやろうと大西書店は思ったのです。
そして19:30ライブスタート! 演出と誰でも知っている曲で観客を魅了する夢バンド七色クラブ、さわやかな笑顔と誰でも一度は体験したことのある歌詞で観客をいやす(有)蔵元ハーブ園と続くなか、ようやくわれわれバナナは出演のときを迎えたのでした。
シックなスーツを身にまとい、クールフェイスで客を脅すボーカル・リュウ、やつれきった笑顔で客の同情をひくキーボード・ためZOU、相変わらずの格好でロンゲを振るわせるベース・HITOMI、仏の力で客を三途の川に導くドラムス・遊、得意な柔道で観客から歓声の一本を取るギター・大西書店。
こんなバラバラなLINE UPで、訳の分からんライブが見事始まった!!!
定番曲「JUST MOMENT」→「FIRE SOUL MUSIC」と、パンチの聴いた曲を流したあと、リュウの得意なトークが始まった。しかし······誰もノーコメント!! 今までにないシチュエーションにリュウも拍子ぬけ。しかしそこはさすがリュウ、いつもの睨みをきかせ、強引に次の曲に持っていった。
「世界中のカップルに捧げます。きいてください。LOVE SONG」
そしてライブもおわりに近づくなか、バナナのファンクと言っても過言でもないいんちきナンバー「PASSING AWAY」も何とかやりこなし、ライブもついにクライマックス。
勢いに乗ってラストスパートだ。70年代ロックを彷彿するナンバー「HEY HEY HEY」。そして見事バナナはライブ終了。どうもお疲れ様でした。
その後はブルースメン MORINAGAさんの独壇場へとなだれこむのでした。さすが熟年の男の魅力たっぷりに聞かせてくれました。哀愁とセクシーさが会場全体を包み込むようでした。
今回のライブは技術面からいうと甘い良い評価は頂きませんでした。音が荒いとか、リズムがずれているとか、まだまだ修業が必要だと感じました。
しかし、お客さんの中には雰囲気が良くなったとか、楽しかったとかいう評価も頂きました。
その言葉を信じて、またさらに1歩前進して、演奏だけでも楽しんでもらえるライブがしたいです。
チケットを買ってもらって得をしたと言ってもらえるだけの実力は、まだまだ遠いような気がいたします。
しかし、5人が本当に一つになったとき、その価値は無限大になると思います。
完成度の高いライブを今後も作っていこー!!!!
他のメンバー分かってね、うふっ
ありがとう また見てね―!!!
(レポート/大西書店)
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