1.実施日 |
4月26日(雨後雪) |
2.場所 |
比婆山系(広島県) |
3.参加者 |
一般市民 44名、宇部山岳会員 18名(CL三浦昇、SL村田俊) |
4.内容 |
会の年間行事計画通り 4月26日市民バスハイクを比婆山で行った。
宇部を6時に出発したが 天候は曇りで 山陰の天気となる比婆の様子が心配だ。
バスに乗りきれなかった9名の会員は自家用車2台に分乗し、市民の乗ったバスをおった。
比婆に近づくにつれ、雨が降り出し 六の原の県民の森センターに到着時は 完全に雨。
雨着の着用などに手間取り、出発は10時過ぎとなる。 |
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出発前にCLの挨拶 |
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お目当ての新緑には少し早過ぎたようだ。例年ゴールデンウィークの頃ならブナやもみじの新緑がきれいだが今日は芽吹きにはまだ早い。
最初の目的地:”展望園地”に到着するが 霧雨の中では 目の前の毛無山、伊良谷山等も見えない。 |
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霧の中 整然と進む |
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通称”ササ尾根”の中頃は ブナの大木も現れ きれいな所の筈だが ここも芽吹き前では今一。
立烏帽子駐車場には 昼前到着。
この先 予定の”池の段”まで行っても、展望も期待できず吹きさらしで食事には不適である。
雨が降っているので、此処 屋根のある休憩小屋で昼食とする。
当然小屋には、市民優先で入ってもらうが とても入りきれない。
宇部山岳会員と一部の市民の方は、ミゾレに濡れながらの食事となる。
某会員が冷凍バナナを準備、「いらんかねー。凍らせたバナナが沢山あるけど」の声に「・・・」皆さん無言。 (天候が良ければ感謝されるはずの冷凍バナナも、さすがに この天気では・・・)
でも元気な数人の若手会員が挑戦したようだ。
食事後 引率側で協議し 帰路は冷たい風を避けられる”千引岩”コースに変更した。
12時20分出発。
”越原越”で 市民の皆さんの様子を観、”御稜”までは大丈夫と 先を急ぐ。
御稜ではミゾレは雪に変わり、寒さで立ち話するのみだったが とりあえずピークを踏めてホッとする。 |
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雪の降る比婆御稜 |
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下山に せめてブナ純林をと期待するも 足元がぬかるんでいるので目線は下ばかり。
しかし コバイケソウはこの寒さの中 たくましく伸びている。
最後は スキー場を下り、14時50分バスの待つ県民の森センターに帰着。
ゴールデンウィーク前のこの日にしては 予想外の冬模様の悪天となり 一日中雨具を着けての厳しい行動であった。
しかし 参加された市民のみなさんは すばやく冬スタイルへと対応され 誰一人リタイアされることなく元気に事故なく歩き通された。 |
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地図.本日歩いたコース |
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当会のバスハイクは、事前に入念な現地調査を行い、本番では多くの会員をサポートとして動員している。
また山中では状況に応じて臨機応変に対応して 安全で思い出に残るハイキングを楽しんでいただくように努力しているが、天候だけはコントロール不可能である。
1ケ月以上前にバスを予約し参加者募集すれば、後は当日の天候は天に任せるしかない。
次回は“秋の九重山へのハイキング”を計画しているが、好天に恵まれることを祈っている。 |
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(文・写真 斉藤宗、写真 江本) |