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待ちこがれた新緑まぶしい季節となり、今年も寂地山に早春の花々を訪ねてみた。 今回は深谷の奥にある「長瀬峡キャンプ場」に泊まり、翌日はそのまま河津谷を詰めて、北西側から寂地山に登ってみようという計画だったが、生憎と天候が悪くなってしまった。この河津谷には悪場もあるようなので、今回は予定を変更して三葛から広高谷を登ることにした。またいつか天気のいい日に歩いてみたい。 足慣らしというわけでもないが、前日の土曜日には大佐山スキー場の向かいにある大潰山にも登ってきた。よく知られたミツバツツジにはまだ少し早かったが、山頂の展望も良く長閑な春山山行だった。こちらもお奨め! 4/28 大潰山 (997.5m) 大佐山スキー場P………登山口………大潰山頂………スキー場P 12:30 12:45 13:40〜14:20 15:20 大潰山は国道を隔てて大佐山と対峙している標高997.5mの山である。ただ登山口あたりの標高も高いので、山頂までの標高差はあまり感じられない。この山は本来「柏原山」というのが正しい名前のようだが、最近は大潰山でとおっている。こんなのも考えものである。 お昼過ぎに大佐山スキー場の駐車場に着き、県境に続いているはずの大潰山登山道の入口を探してみるがよく分からない。そのうちMさんが登山用のパンフレットをロッジから貰ってきた。それによると、国道を少し広島側に下ったところから道を辿る周回コースが最近はメインらしい。行ってみると登山口にはハッキリした道標もあって、車が何台か止まっていた。こちらの登山道は気持ちの良い雑木林の下を登るところが多く、なかなか快適だ。 芽吹き始めた木々の彩りを楽しんだり、足元に咲く花々に 大潰山頂風景 歓声をあげたりして50分も歩くと、地形が平坦になりササ原の大潰山山頂に着いた。この山頂は見晴らしが良く、広島側に掛津山や臥龍山が眺望できる。生憎と曇り空のもとだったが、ゆっくりと遅い昼食を展望を楽しんだ。 昼食の後、県境に沿って下山する。この山頂一帯にはミツバツツジが見事に咲くらしいが、今回は少し早すぎたようでチラホラと花をつけているくらいだった。その代わりに足元には綺麗なスミレがいくつも花をつけており、私的には楽しかった。 道を進むとあん部からボージ山へ登り返し、柏の林を抜けて(この辺りが山名の由来か?)下っていく。やがて送電鉄塔の下に辿り着き、ここで左折。すぐ下の湿っぽいあん部で今度は右折して行くと、少しで傍示峠の広い駐車場の一角に出た。入口の小枝には、小さな道標が申し訳なさそうにぶら下がっていた。これじゃあチョット分からないなあ。登山道は送電鉄塔の作業道を兼ねているので、作業道の案内杭が目印である。 柏の林を行く 4/29 寂地山 (1336m) [ヒロコウ谷ルート] 広高谷入口………ガクガクへの分岐………ガクガク山(よけ岩)…… 08:20 10:10〜10:20 10:50(推定) ……寂地山頂………広高谷入口 11:25〜12:10 14:15 28日の夜は、深谷川の奥(ちょうど小五郎山の北麓になる)にある長瀬峡のキャンプ場に泊まった。このキャンプ場はあまり知られていないようだが、狭いながらも設備の整った良い施設である。眼前には長瀬峡の清らかな水が流れ、見上げると小五郎の稜線が意外な高さで聳えている。夏には案外と賑わうのかもしれないが、基本的に静かな良い場所である。 利用申し込みは手前の集落の民家で行い、使用料は無料だった。 あけて29日の朝、テントから顔を出すと稜線にはどんよりと低い雲がかかっており、地面もいくらか濡れていた。朝食をとりながら「今回はやめときますか〜、河津谷の巻き道には悪い部分もあるようだし…」ということで予定変更。三葛からのヒロコウ谷コースを辿ることにした。 食後に「今後のため奥の様子を見ておこう」と車を走らせると、キャ 長瀬峡のキャンプ場 ンプ場の少し奥から新しい林道が出来ていた。「ひょっとして、これ三葛に抜けてたりして…」などと言いながら辿ってみると、これがドンピシャ!。まあ、三葛とはいかなかったが、上高尻の奥に続いていた。おかげで意外と早くヒロコウ谷の入口に着いた。 ヒロコウ谷は以前にも何度か歩いているが、最近は登山者も増えたのか斜面を横切る登山道にはいくつか崩壊箇所があった。おまけに今日は雨後で足元も悪く、ソロリソロリと歩を進める場所もあった。やがて沢沿いの平坦地を歩くようになるとルンルンである。 谷はいま白いタチカメバソウの花盛り!他にもワチガイソウ、ヤマエンゴサク、シコクスミレなどの花々が見られ快適に歩いた。やがてガクガク山への分岐点に着く。今回はここからガクガク山への直登コースをとることにする。 ![]() ハシリドコロ ギンリョウソウ ガクガク尾根への取付き地点 このコースはガクガク山からの下りに使ったことがあり、滑る急斜面に閉口したものだ。それを登ろうというのだから、さぞかし…!と思っていたが、以外とすんなり登れてしまった。(キツかった!という意見もあったが) しかし、この斜面を登る頃には山域はガスと風の中!、気分的にもいいモノではなかった。 30分ほどで斜面を登りきりガクガクのピークで一休み。相変わらず小雨に煙る寂地山ではあるが「まあ、折角来たのだから…」と山頂を目指すことにした。実は、河津谷の下りが難しかったときのために正面登山道からの別働隊をお願いしてあり、「ぜったい!山頂で待っててネ!」と固い約束を交わしてあるのだ。それで「ウ〜ン、行かねばならん!」といった事情もあった。
寂地山頂に着いてみると、こんな天気にも関わらず多くの人で賑わっていた。みんな元気だなあ〜!
雨にたたられはしたが楽しい山行であった。 |