霧立越縦走     H13年10月27〜28日               (A・S 記)

   (扇山〜向坂山間双方向雑感)


    28/ 07:00  →   08:18 →  08:35 → 10:06 →11:20/12:10 →12:34 →13:30
 スキーリフト上り口−−向坂山−−白岩峠−−交差−−小屋−−扇山−−駐車場所
     12:40   ←   12:00  ←  11:35  ←  10:06 ← 09:45 ← 08:30 ← 07:05

 平家の落人の里、椎葉の山を歩いて来ました。そこは『雨は降る降る人馬は濡るる‥』と歌われた西郷軍が田原坂を越せずに敗走し、椎葉の山中を這々の体で薩摩まで逃げ戻ったとされる山道を歩いて来ました。もちろん西郷軍を偲びつつ雨中の行軍でした。後は、例によっての取り留めの無い駄文です。

  *瑠璃温泉
 正式名称は阿蘇白水温泉瑠璃、仰々しい名前だがただの温泉ランド。でもまあ新しく風呂も沢山有り、400円で日がな一日遊べれば安いものです。そして、家族風呂も人気とのことで、結構にぎわっていました。
 我々は風呂に入り、レストランで豪華?な夕食をとり、椎葉湖畔の売店の軒を借りて仮泊しました。売店には明るくてきれいなトイレも有り、またどうしたことかコインランドリーもあり、またどうしたことか、若い人が数人使用していました。山のまた奥、人家など見当たらないのに…?。

  *絨毯
 扇山の登りはさほどきつくも無く順調に登れたが、辺りは紅葉しているものの、早朝雨、そしてガスときては色温度が上がるはずが無く、モノラルの世界でした。
 山頂ちかくから尾根筋にかけては、強風でほぼ落葉し冬の世界でした。しかし足元には赤や黄色の絨毯が敷き詰められ、足の感触が気持ち良く、雨で快適とは言えないまでも心地よく歩けました。

  *鹿
 扇山の中腹辺りで、鳥の囀りを聴いたような気がしました。今頃こんな所で、と思いながら歩いていると『ピュ−イ』と独特な声が聞こえました。鹿です、恋の季節のようです。
 見通しが利けば姿も見られたのでしょうが、生憎の霧雨では見えるはずも有りません。向坂山でも泣き声を聴きました。相当鹿がいるようです。女性パーテイは、猪に遭遇したようです。

  *避難小屋
 扇山を白坂山側へ15分程下った所に、改装したての避難小屋が有りました。高床式で結構広く、10人以上は優に泊まれ、中央に炉が切ってあり、トイレも奇麗そうで水場も近くにあります。山中パーティーをするには、持って来いの小屋です。残念ながら山口からは少し遠いのが難点です。

  *自然林
 扇山から向坂山間の尾根道は、起伏はあまり大きくなくブナを主体にした天然林で、残念ながら葉は落とされていましたが紅葉は見事で有ったろうと思われます。そして、新緑の頃に一度は歩きたいものです。
 尚、扇山山頂付近には石南花が沢山有りましたが、花芽はあまり見当たりません。来年は花が少ないかも知れません。

  * 出会い
 10時06分に白坂山からのグループと交差しました。はぼ予定時刻に出会いました。我々よりも女性グループの方が元気で張り切っており、わずかのビールで乾杯して励まし合いました。

  *白坂山
 霧雨の山頂はこれと言った特徴もなく、5分程して下山しました。スキー客のため、幅5メートル程切り開かれている所を10分程くだるとスキー場です。此のころになってようやく霧が晴れ、見通しも良くなってわずかな時間奇麗な紅葉も見られました。
 スキー場では雪作りが始まっていました。そこからの下りは、リフト下のネットの上を下りましたが、まあ恐ろしいこと、絶対にネットのうえは下ってはいけません。急がば廻れです。

  *地獄温泉
 瑠璃温泉のわきを通り、阿蘇山道路を15分程登ると牧場へ出る。牧柵に沿って左に曲がり、細い道を急降下。しばらくすると牛の糞尿の匂い、いや温泉の匂いだ。ついた所が地獄温泉でした。何と、昔風の湯治場。浴場は5ケ所程あり、混浴露天混浴風呂もあります。
 湯治場のふんいきの元湯に浸りながら、汗と疲れを取りました。案内をし、また足になってくれたMさんに大感謝します。