毛利元就軍幟


毛利元就所用の軍旗と伝えられ、現在三流が伝存している。大きさは現状で縦が90cm前後、横が43cm前後であるが、もとは縦長の流れ旗であったものの下部が欠損したものと思われる。それぞれ綸子地亀甲繋文(りんずじきっこうつなぎもん)で、その上に、軍神の名と毛利家の家紋一字三星紋が墨書されている。
地文の亀甲文は厳島神社の神文であり、その布は厳島神社の御神衣であると伝えられる。
山口県指定有形文化財「毛利元就関係資料」のなかの1点である。