KOLKITで撮影してみました
無理を承知で、デジカメのほうで拡大して
撮影しました。
特にブラウン管ディスプレイでは、環が環
に見えないかもしれません。
ガリレオの記録だったかにあるように、耳
がついた惑星に見えるようでしたら、大変
お手数をおかけしますが、画面を若干明る
くして、コントラストを若干下げていただけ
ると広がりのある環に見えてくるものと思
います。
もっとも、そこまでして見る価値は全くない
写真ではありますが(^^;)

肉眼では小さめですが、綺麗に見えます。
なんとなく2本の縞が見えてきませんか?
土星でしたら、その形そのものが面白いので、
撮影してもそれなりに楽しめますが、木星は模様が
見えなければなんの意味もありませんね。

「デジカメ1発撮りの写真でこの程度写るなら、肉眼では
ソコソコは見えるのだろうな」と思っていただければ
幸いです。実際に縞2本ははっきり見えます。

でも、5cmではやはり模様を本格的に観察というよりは、
4大衛星の位置変化を楽しむほうが良いと思います。

決して「なんだこんな程度にしか見えないのか」なんて思わないでくださいね。
デジカメのいわゆる1発撮りでは、肉眼でみたイメージよりもかなり悪く写ります。
10cmを使ってデジカメ1発撮りよりも、5cmでの肉眼観望のほうが綺麗です。
といって、残念ながら5cmではよく雑誌や望遠鏡のカタログに載っている
惑星写真のように見えるわけでもありません。
誤解を恐れずに言えば、カタログなどに載っている惑星の鮮明な写真が、
17インチディスプレイで見る上の写真位の大きさでしたら、
それを5m以上離れた所から見たイメージが一番近いと思います。

『デジカメ1発撮り』なんて勝手な言葉を使ってしまいました。
「1発撮りでなければ何発撮りがあるのか」と言われそうです。(誰も言わないか!)、
かつてのフィルムを使う写真でも行われていましたが、
特にデジタルカメラからの画像データは、パソコンなどで合成しやすく、
より短い露出で撮影したものを、数枚〜数十枚程度合成して、
綺麗な写真に仕上げる『コンポジット法』という技法も多く使われています。
また、ウェブカメラで動画として撮影したものから、十数コマ〜数百コマを
合成することも行われています。興味のある方は、各自で関連サイトを
調べてみてください。綺麗な写真をたくさん見ることができますよ。

月面なら、月齢にもよりますが、比較的簡単に写せます。
キット付属のアイピースでは、撮影にはやや倍率が高すぎるようです。
18〜25mm程度の焦点距離のアイピースを買い足せばいろいろ楽しめるかと思います。
(このページの写真は、あえて付属のアイピースにこだわってみました)


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