赤 道 儀

今まで使っている経緯台は、鏡筒の動きを固定
するクランプが無いので、デジカメ手持ち撮影で
は、すぐに手ブレが発生していました。
また、カメラアダプタを使っても、バランスをとる
のが結構めんどうでした。
そこで、軽くて安い中古赤道儀を購入してみま
した。中古でも、ほぼメーカー直販ですので、
大変きれいな状態で、説明書など、一式揃って
いました。                (2006 01)
本来、架台は、重くてしっかりしたものが良いの
ですが、私の場合、必要なのはクランプ機能だ
けでしたので、経緯台代わりのような感じです。
こんな感じに梱包されていました。
価格は2万円でした。
もう少し程度の悪いもの(実用上は問題なし)
なら1万3千円程度からあるようですが、売り
出されるとすぐに売れてしまうようです。
そんなのでも良かったのですが…
Vixen の GPE というタイプです。

一式を取り出してみました。
私が今まで使ってきた他社製の
ものに比べると、ずいぶん
軽い感じがします。
組んでみました。
三脚とバランスウエイトの色が違っていますが、
友人よりいただいた古い望遠鏡の
再利用品です。
(この80mm屈折望遠鏡の場合、付属の
   バランスウエイトでは若干重すぎました)
(付属のでも使えないわけではありません)
全体の写真です。
三脚が短いのは、もともと反射望遠鏡用
だったためです。椅子にすわって見るの
にはちょうど良い高さです。
よくカタログなどでみるこのアングル、
望遠鏡が極軸と同じ方向を向いていて、
(天の)北極方向を見るような向きです。
実際には、南天を見ることの方が多いので、
このような状態で使用される場合が多いです。

この組み合わせで使ってみると、思っていた
以上に使いやすく、全体の重さもそれほど重
くなく、庭の中をあちこちと楽に動かせるので、
満足しています。

って、こんな使い方、赤道儀では普通はしま
せんけど…
残念ながら、わが家では、電線や樹木などの
障害物が多くて、一カ所にきちんと据え付けて
じっくりと言うわけにはいかないのです。

それでも、大まかに極軸を合わせるだけで、
月や惑星の追尾がいたって楽になりました。
クランプで鏡筒を固定すると、月面など、手
持ち撮影でもブレが減ったように感じます。
2005年12月に東京で購入した鏡筒です。
Vixen A102M
口径100mm ,焦点距離1000mmです。
この鏡筒を、
今までの経緯台に取り付けて、
主に眼視(目で見ること)
に使っていく予定です。
今回の赤道儀では、
やや筒が長すぎて、
のぞきながらつまみを
回すことができません。
それではということで、フレキシブルハンドルを
取り付けようとすると、その固定ネジとカバーが
干渉してうまくいきません。
イモネジのようなものに交換すると良いかも
しれませんが、そうすると付け外しのたびに
工具が必要にもなります。
カバーを削るとなると、かなり大きく削ることに
なります。
さてどうしたものか…

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