斉藤製作所のヘラクレス 制作記(1)         
キットをそのまま作っても
おもしろくないのでデザインを変更しています
基本的な作り方は同じなので参考にしてください。
外側の縁張り

ドライヤーで熱を加えて形を整え
最後に接着剤で張る

 (写真はキットに付属していたもの)
内側の縁張り

(写真はキットに付属していたもの)
甲板はハル(船体)を布ガムテープ
で狭めながら押さえる

(写真はキットに付属していたもの)
まず船底から
キットはFRPで
白色ゲルコート仕上げ

そのまま色を塗ったんだが
気に入らないので
サンドペーパーで落として
波打ちを修正する
ホワイトサフェーサー
で下地つくり
2液混合の白色サフェーサー
吹きつけ後10分で水研ぎができる
だが なかなか売っていない。
エポキシレジンと
ファイバーで同枠固定

胴枠をつけるために 補助として
グラスファイバーのロービングを利用します
模型店で300円くらいです。
ない場合はグラスファイバーの
布をほぐして糸を束にしたものを利用します。
傷をパテ修正
パテは2液混合の物を使う
少量でいいなら自動車部品の売り場に
板金パテ、厚づけパテという名前である。
船台も少し豪華な物を作った
オイルステインで着色後
床用ワックス3回塗りで仕上げている
この床用ワックスは1液製樹脂です
乳白色の水のようで乾くと
半つやの良い感じに仕上がります。
塗装 1回目
缶スプレー
ホームセンターで
250円のラッカースプレーです
10分おいて2回目
さらにもう1回
4回目
ほぼOK!
つやも出てきた
マスキング中
マスキングして黒吹いて
手すりの部分は刷毛で
木目模様を描いた
缶スプレーはキメが荒いのが
気に入らないので
コンパウンドで磨いてある
ちょうどいい雰囲気!
塗料ですが グロー燃料(模型用エンジン用)を使わない
モーターやスチーム船では 耐薬品塗料を使わなくても良いので比較的楽です。ラッカースプレーを使えます。
水性アクリルも一般的には使いますが塗装皮膜が厚くもったりした仕上がりになりますので
私はほとんどラッカースプレーです。
 刷毛で塗る場合はスプレーをキャップに一旦出してそれを塗ります。 時間を置くと粘度が高くなるのでちょうど良い粘度になったらぬります。 刷毛はラッカーの薄め液で洗います。
こうやって仕上げると 艶が出すぎてしまいますので、最後に艶を消すために 木目のとこだけつや消しニスを刷毛で塗っています。
商品名はニスですが中身は合成樹脂です(正確にはニスというのは木材の樹脂なんですがね)でも走行させるとき生のアルコールができるだけ構造物にかからないよう注意が必要ですね

説明書にはカシューを使えと書いてあります。これは耐熱塗料だと思います。 ホームセンターにありましたがエポキシレジンでいいだろうと言うことで使っていません
 上部ハウスの裏にもエポキシレジンを塗っています

キットのままの材料を使う場合は オイルステイン(合成着色剤です)を使えば 白木がオークやマホガニーに変身します。 あとで耐油、耐水のために エポキシレジン、もしくはクリアラッカーなどを塗ること!!
 先にエポキシレジンを塗ったり、はみ出た接着剤の上にはオイルステインは染みこまずに色はつきません。
 オイルステインは着色するだけで 耐油性などは生木と変わりません。
木目なども生地のまま出てきます。桧など木目が粗い(温暖な地方産の木材)
はスケール上つじつまが合いませんのでできるだけ木目の細かい木材を選別します。 なおステインが濃すぎる場合は薄め液で薄めるか、タオルに一旦含ませて、刷り込むようにして濃さを調節します。
次へつづく(甲板と造形物)