木原 美樹
1981年生まれ
山口県山口市在住
大学時代の約２年半を東京で過ごし、卒業後山口に戻り米作りを始める。
米作り暦８年
都会の生活に憧れて、進学を機に上京しました。
その日々の中で、一見は満たされているようでも実は、何か物足りなさを感じ始めている自分に気が付いたのです。
自分にとって本当に必要なものはなんなのかを考え始め、たどり着いたのは、
自然の中に身を置くことの大切さ・・・でした。
いつの間にか、気付かないうちに、忘れていたこと。
お腹いっぱいに食べることができるという有り難さ。
お金と引き換えに、たいていのものは手にいれることができるという有り難さ。
田んぼでは、小さな生き物の活躍があること。
雑草が生えるのにも意味があること。
物質社会という恵まれた時代に生まれてきたからこそ、気が付けたこと。
あたりまえだと思っていたことは、そうではなかった。
もともと世界というのは、そんなに人間に都合の良いようにはできてはいなかったのだ。
そういうことを、時々思い出したほうがいい。
だから、今、せめて自分の生活くらいは、そのことを忘れないでいられるものにしたい。
そんな思いから、私のお米作りは始まっています。
