北海道旅行記3
4日目
 
 雨の音で目が覚める、朝の支度をしつつ今日の予定を話し合う。今日は順調であれ
ばいいが。
しかしカーテンを開けた我々は信じられないものを見てしまう。
 窓の外には川が流れていた・・・・昨日までそこは道路だったはずだ。
車が走ってきては水に飲み込まれ止まってしまう。
下に降りてみるとホテルの1階は水浸しだった。フロントの人も右往左往である。
こんなことはホテルの人の記憶にも無いと言う。
車を見に行っていた他のお客が「車の中まで水が入ってきている」と戻ってきた。
幸い我々の車は小なりといえどもRV車であったので車には被害は無かった。
 こんな状態では出発できないので一旦部屋に戻る。
しばらくすると小雨になり水も少し引いてなんとか出れそうになった。
 じゃぶじゃぶと浅いとこでも10センチはある中を歩き車にたどり着く。
なんとか出発できたが、水の中を進むのは気持ちいいものではない。いたる所に止まってしまった車がある。
 そんなこんなでなんとか新潟を脱出した。
 車はまず山形へ向かって走る。山形に入った所で道の駅に入り昼食をとる。
山形といえば庄内平野、庄内平野といえば庄内豚である(?)
庄内豚定食を食べるがなかなか美味い。やはり庄内豚&庄内米!
そして山形では事件も無く、あっさりと秋田に着いた。
 秋田市に入った我々は駐車場を探し街の中をうろつく。
我々はなぜか興奮していた。なにが我々をこうさせたか?
 そう秋田美人である。さっきから道行く人々が皆美人なのである。思わず写真を撮ろうとするが、フィルムを巻くのを忘れていて断念する。
 秋田では「竿燈まつり」の真っ最中であった。
多数の堤燈をつけた竿を操る妙技にみとれ感動する我々。
そして祭りといえば屋台である。ここで我々は猪肉の串焼き・きりたんぽ・比内鳥鍋等を食べ大満足した。
 そして祭りの興奮冷めやらぬまま秋田を離れ北上。
道の駅で車中泊する。同じような旅行者がけっこういる。皆どこへいくのだろう。
 今日の朝の事件も忘れ眠りにつく。明日は事件がなければいいが。
秋田「竿燈まつり」