高千穂〜湯布院旅行記
7月、暑さでうだる毎日。
そんな中友人の提案により高千穂に行くことに。
しかも!!!
友人の叔母さんが旅行費用を出してくれると言う!!!
こんな幸運逃してなるかと計画を纏め九州に向け出発したのであった。

          1日目

朝8時に友人宅を出発する。出勤の車も多くスムーズとはいえない。
9時30頃に関門トンネルを越える。いよいよ九州だ。
関門トンネルを抜けると新門司の方向に進む。
小倉東インターの近くで国道10号線と合流し後はこの道をずっと南下するだけだ。
10時過ぎにブックオフの苅田店で本を漁る。
友人と自分は古本屋巡りが趣味で古本屋巡りもこの旅の隠れた目的だったりもする・・・
大手の古本屋は掘り出し物が有ったりしてついついチェックを入れてしまう。
ここでもお互い本を購入。気分良く旅を続ける。

「道の駅しんよしとみ」にて小休憩。鶏のからあげを購入。
この辺りは鶏のから揚げが名物で、ここのも歯ごたえのあるモモ肉にタレがピリッと効いていて美味い。
ちょっと小腹を満たしさらに南へ走る。

大分県に入り宇佐市に。古本屋2店により本を購入。
宇佐神宮を横目に見ながら進む。
ディスカウントストアで友人が旅行用品を購入。

13時30分過ぎに別府に入る。
昼食は甘味茶屋に行こうと決めていたので真っすぐ向かう。
でも途中で古本屋に寄り道・・・
甘味茶屋につくと駐車場が自分たちで一杯になるくらい人が多かった。
しばらく待って席に着く。
大分名物のだんご汁定食を注文する。
この店はよく来るのだが何を食べても美味しい。
特に名前の通り甘味が美味しいのだが、私はクリームあんみつが大好きです。
だんご汁定食も期待以上に美味しくデザートについていた「やせうま」
(大きなきし麺みたいなだんごにきな粉をまぶした物)も美味しかった。
大満足で店を出て、フェリー乗り場に併設されているお土産屋を見る。
大分のお土産が揃っていて便利な所だ。後で湯布院に行く予定だったので
なにも買わなかったが見ているだけでも楽しい。

大分市に向かう。途中ソニックと併走。かっこよさに惚れ惚れ・・・
時間的に余裕があるので古本屋をゆっくり巡る。
初めて行く古本屋には魅力的な本が多く、たくさん購入してしまう。

6時過ぎまで大分市に居て、やっと南下再開する。
次の目的地は弥生町の「道の駅やよい」
10号線をのんびり南下する。市内を抜けると車の数が極端に少なくなる。
宮崎との県境に近い所に「道の駅やよい」は有る。
ここは九州道の駅BEST1に選ばれるほど良い道の駅だ。
特に温泉は広くてキレイで雰囲気も良くとても良い。
すぐ横を川が流れているので川の音も聞こえ、鳥のさえずりも心地よい。
ゆっくり温泉につかりながら疲れを癒す。この日は人も少なく我々のほかには
1人か2人くらいしか居なかったので、のんびりと過ごせた。

すっきりした所で宮崎県を目指しさらに南下。
1時間もせず延岡市に入る。
前から食べてみたかった「味のおぐら」というお店に入り、宮崎名物の
特製チキン南蛮を食べる。
いつもイメージするチキン南蛮と違って味付けがしつこくなく、しかし味がしっかりしている。タルタルソースもオレンジ色がかかったような色でこってりした味でとても美味しかった。
お年寄り連れの家族客も店内に居り宮崎の味なんだなと実感。
延岡の街をぶらぶらと走ってみる、土々呂(ととろ)町という所があって
ちょっと面白い。

夜も更けてきたので高千穂に向け車を走らせる。
車もほとんど通らずのんびりとした気分で高千穂まで一直線。
高千穂町内に入りジョイフルの灯りを見ながら「道の駅高千穂」に到着。
ここで車中泊することにした。

          2日目

朝6時に起きると辺りは爽やかな気に満ちていた。
身支度をして、高千穂神社に向かう。
途中、高千穂峡を見る。橋の上から見たので圧倒されるような、素晴らしい景色だったが、高所恐怖症気味な私は怖くて立っていられなかった・・・
高千穂神社に着き車を止める。
朝早いので人は居ない・・・・と思ったら親子連れと一緒になった。
こういう時ってなぜか気を使ってしまう・・・
神社は神聖な気に満ちていて、引き締まるような安らぐような不思議な空間だった。
樹齢800年を越えるという杉の木も有って、ただ感動・・・

次に天岩戸神社に行く。
天岩戸(あまのいわと)伝説で有名なあの場所である。
まだ朝早いため他に人は居なかった。
川沿いの遊歩道を歩き八百万の神々が集り相談した天安河原に行ってみる。
そこはまさに神々しいという言葉がピッタリとくるそんな場所だった。
横を流れる川も涼しげで来て良かったと心底思う・・・

高千穂を離れ阿蘇に向かう。
山道をしばらく走ると阿蘇山が見えてくる。
くねくねと曲がった道を登っていくと、阿蘇山の山頂が見えてきた。
火口へはロープウェイで行くのだが、今回はやめておく。
売店でソフトクリームを買って食べたが、濃い味で美味しかった。
朝から何も食べていなかったので一息ついた心地になる。

阿蘇から湯布院に向け、やまなみハイウェイを走る。
山道だが高い木も無く草原が続き、道も整備されていて走りやすい。
すいすいと進み、昼には湯布院に到着。

宿へのチェックインには、まだかなり早かったので車を置かせてもらい、
散策に出る。
金鱗湖の近くの「泉」という蕎麦屋で蕎麦を食べる。
コシのある蕎麦にキリっとした濃い目のツユが美味しかった。
湯の坪街道をブラブラと歩き、由布院の猫屋敷というお気に入りの店に入る。
ここは店内猫グッズだらけという猫好きにはたまらないお店。
2階にいる猫がめちゃめちゃ可愛い!!
あれこれ迷いながら猫グッズを数点購入。
フラフラとお店を見て回りながらジャムの「ことことや」に。
ここでお土産にジャムを買う。試食も出来てどれも美味しいから迷ってしまうが、リンゴジャム・野いちごジャム・デラウェアジャムを購入。
友人が由布院駅のすぐそばにある赤司菓子舗というお店の蕎麦饅頭が美味しいと言うので行って買ってみる。
まだまだチェックインまで時間が有るので、ことことやの喫茶店に行って
時間をつぶす。裏通りに在るからか店内は我々だけでゆっくりとくつろげた。
アイスティーがスッキリとした味わいで美味しい。
時間になったので宿へ。
我々が泊まるのは「湯布院やわらぎの郷やどや」という所だ。
HPを見て良さそうだったのとインターネット割引が有ったのでここにした。
通されたのは2階の部屋でシンプルな洋室。
悪くは無い雰囲気に満足。
部屋でゆっくりくつろごうかと思ったが、さっきまで喫茶店でくつろいでいたので、気力は充実している。
そこでまた散策に出かける。先ほどの猫屋敷の近くの煎餅屋で煎餅を買って
食べながらまた散策。何度見ても楽しい通りだ。
宿に帰って夕食。チェックイン時に何を食べるか聞かれるのだが、地鶏の陶板焼が美味しそうだったので、これに決めていた。
食堂に行くと熱々の陶板焼きが出てきた。「おいしそー」と食べたら何かショッパイ・・・ていうかメチャメチャ塩辛かった・・・無念・・・・
友人の食べた地鶏の焼肉は美味しかったので味付けを間違えたんだろうか?
お風呂の時間も予約制になっており他の人を気にせず入れるのは嬉しい。
由布岳を望みのんびりくつろげた。
部屋に戻り疲れていたのか早々と就寝。