教室はまちがえるところだ

2年生の教室前面に貼られている詩の一部です。(蒔田晋時(まきた しんじ)著、長谷川知子イラスト「教室はまちがえるところだ」)

何かを始めたとき、きっと最初から上手な人はいません。プールで息つぎをして泳いだり、自転車に上手に乗ったりできるのも、はじめは失敗がたくさんあったからです。その失敗を笑う人なんていないし、「がんばれ!」って応援したくなるものです。教室でも同じです。手を挙げてみんなの前で発表するのはとても勇気がいることです。また、間違えていたらどうしよう、うまく言えなかったらどうしよう・・と、とても不安な気持ちでいっぱいだと思います。でも、一生懸命に考えたことや、勇気を出したことは、みんなに伝わります。「がんばれ!」「すごいよ!」という気持ちになれます。

この詩は、このように続きます。『まちがった意見も まちがった答えも ああじゃないか こうじゃないかとみんなで出し合い 言い合うなかで ほんとのものをみつけていくのだ・・・・そんな教室つくろうや みんなでしゃべって作ろうや』

算数の時間の2年生です。先生が子どもの考えを引き出しています。それを子どもたちがとても良く聴いています。しゃべって聴き合って考え合う算数の時間をみんなが作っていました。

2023年06月05日