インストールに関しては、「pLaTeX2e for Windows Another Manual Vol1」(乙部厳己+江口庄英 著、ソフトバンク)を参考にしてください。

ただ、注意することは、「LaTeX2e パッケージ集」の中の(詳細はインストールの頁に書いてある)「Babelパッケージ集」を忘れずにインストールすることです。これで多言語組版が可能に なります。

秀丸エディタとTeXmacを用いてTeXの原稿を作ります。よって、秀丸エディタ+TeXmacも必ずインストールして下さい。それを前提に 話を進めます。

まず、秀丸エディタを起動して、[Ctrl]+[\]キーを押してみてください。下のようなメニューが出ます。

この他にも以下のようなキー割り当てでTeXmacが使えます。

(秀丸エディタにキー定義ファイルを登録をしないと使えません!)

キー
機能
[Ctrl]+[\] 基本的な設定項目
[Ctrl]+[[] 各種命令の入力補助
[Ctrl]+[]] コンパイル関係
[Ctrl]+[F] 環境命令
[Ctrl]+[D] 一般的な命令
[Ctrl]+[E] 数式関連
[Ctrl]+[K] 文字装飾
[Ctrl]+[W] 命令の補完
[Ctrl]+[S] 見出し関連・タグジャンプファイル作成
[Ctrl]+[I] MakeIndex
以上のようにTeXmacの入力補助を受けながら、TeXの原稿を作成します。

TeXの原稿の基本は以下のようになります。

\documentclass[a4paper,10pt]{jarticle}


\title{}
\author{}
\date{}
\pagestyle{plain}

%%%%%% TEXT START %%%%%%
\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents
%\listoffigures
%\listoftables



\end{document}
では、説明します。

1行目は、この文書はA4の用紙に組版し、文字サイズは10ポイントの横組みの和文だと命令しています。

4行目はこの論文のタイトル、

5行目は著者、

6行目は日付です。

文書の内容は、15行目以降に書きます。

その他、いくつか必要なことを書きます。    
\section{ }
これは、節の見出しをあらわします。
\subsection{ }
これは、小節の見出しをあらわします。これらをもとに目次が作られます。

では、今までのささやかな知識で簡単な原稿を作ってみます。

\documentclass[a4paper,10pt]{jarticle}


\title{好きなプロレスラー}

\author{磯部典隆}

\date{2001年 2月 11日}

\pagestyle{plain}

%%%%%% TEXT START %%%%%%

\begin{document}

\maketitle

\tableofcontents

%\listoffigures

%\listoftables

\section{日本人レスラー}

\subsection{新日本プロレス}

\subsubsection{長州力}

本名は吉田光雄。山口県出身である。必殺技はサソリ固め。ちなみに、このサソリ固めは、"プロレスの神様"カールゴッチから伝授されたものである。ちなみに、長州小力は、西口プロレス所属。

\subsubsection{藤波辰爾}

あんまり強いと思わないけど、重要なポストにいる人。彼の技はなんでも「ドラゴン」接頭に付く。

\subsection{全日本プロレス}

\subsubsection{ジャイアント馬場}

元巨人の投手。長嶋現監督がルーキーの時に最初にキャッチボールをした相手が何を隠そう馬場である(と言われている。)

\section{外国人レスラー}

\subsection{新日本プロレス}

\subsubsection{ハルクホーガン}

蔵前国技館での第1回IWGP決勝戦で猪木をK.O.した時に、最初は小躍りして喜んでいたが、そのうち猪木の様態が危険と分かるや否や顔が青くなっていたのは記憶に新しい。

\subsection{全日本プロレス}

\subsubsection{テリーファンク}

元祖熱血漢である。血だるまにされながらも、シーク&ブッチャーに向かっていく姿に勇気づけられた人たちも多いと聞く(わけない)。

\end{document}

そして、できあがったのはこれです!(PDFです)