SALがしたいよ!空・・・(SideArmLaunch横投げ)またはDL(DiscusLaunch円盤投げ)

仲間の機体から
=廃機

【改造素材】=
次の機体の素材になった。


[saled]=
有料無料にかかわらず
手放した。

SALは寿命が短いね〜〜!


無印=現役
2002年夏、ネットでSAL投げの機体が話題になってきました
普通のハンドランチとどこが違うの?
でも当時は回りに、まだ1機もいません
第1号機(2002年秋頃) JR エクスプローラー
そのころ ひたすら待っていましたが
 SALのキットがでませんね〜〜
しびれを切らし
投げてみればわかるだろ!というわけで
普通の機体をSALで
投げてみました
で 栄えある志願者(生け贄)は
これ 1.5mのハンドランチ
(JRエクスプローラー)

翼端に指引っかけのパイプ付けて
丸1日投げました

結果・・
高度取れず!・・おもろない!

今、なぜかと考えると・・
翼幅1.5mでは初速(ランチ速度)
が上がらない
投げ方へたっぴだし・・
機体重いし・・
翼厚いし・・

その後 胴体に亀裂が入ってきたので
SAL引っかけを外し、修理して
SAL実験からスロープ用に復役
学習したこと 
  • もうすこし翼幅が小さい方が投げやすい?(エクスプローラーの翼幅 149cm)
  • 送信機にミキシング(エルロンかラダー)が必要(当たり前なんですがこのころ情報がなかったのよ)
  • 垂直尾翼は胴体の下側にも必要 (ロールするのを防ぐため)
ご承知とは思いますが
SAL投げは円弧を描きながら機体を
投げるため どうしても外翼の速度が
内翼より早くなります。

そのため外翼の方が浮力を増し、
左に巻き込む運動が起こります
それをある程度防止する対策を立てます(※1)


(※1)完全に防止することはできません
 もし防止する機体を作ると
対象翼で取付角0のエルロン翼となりますね
私が目標とするグライダーには適さず、すぐ降りてくるし・・たぶん

翼型を昇る方に振るか、あとの滑空性能に振るか
このあたりが自作のジレンマになりそうです

上から見た図
ラダーSAL機の場合のランチ直後
「左の巻き込み」を防ぐために
右に舵をオフセットすると・・・

ラダーが胴体より上だけにある場合
左に回転させようとする力が働きます

胴体より下側にもラダーがある場合
純然たる横方向のみの力となります

ラダーが上側だけの場合

ラダーが上下にある場合
第2号機(2003年秋10月)京商 SWING 【改造素材】
SALを意図せずに京商の完成機SWING
を買ってみました。
スロープではそこそこ飛びますが、平地で
ジャベリン(やり投げ)では
全く高度が得られません

そこで翼端をわしづかみにしてSAL投げ
をする暴挙にでました。
ラダーを右いっぱいに切った状態で投げます
ランチ直後左方向に急激に振られ、
ゆっくりと右に曲がりながら上がっていきます

サイズが小さいため結構ランチ速度が上がります
が翼厚が厚いため 獲得高度はいまいちです
でもジャベリンの2〜3倍は上がります。

グラスのポッドは信じられないほど
弱い swing
数人買いましたがみんな折りました
学習したこと
  • サイズは小さい方が取り扱いが優しい(投げやすい) swingの翼幅126cm
  • 翼はもっと薄い方がいいな 初速が上がるし、抵抗が少ないから高度が取れる?
  • 改造すれば どうにかなりそうな予感・・
第3号機(2003年冬)京商 SWING 改造 [saled]
スチロールカッターが完成していたため
(というかこのために作っていたのだけど・・)
翼を薄い物に作り替えました
翼幅はSWINGよりわずかに狭く(4cm)しました
ひどい後退翼にはしていなくて 後縁がフラット

翼幅122cm
重量240g
テールパイプ、垂直尾翼、水平尾翼は
すべて純正で、位置を変更、穴開け、
ラダーなどのサイズ・位置変更の加工をしました
垂直尾翼はパイプより下側を追加
ラダー(動翼)も継ぎ足して 面積約2倍です
垂直は1枚板ではないため、カーボンロッドで2本補強を
入れています。

その後、解ったことですが、カーボンロッドは1枚板でもかなり有効で
ランチ直後、蛇行する機体に追加すると収まるという現象を確認
リンケージもスムーズに動くように
水平尾翼を糸が貫いています
結論
  • この機体にSALの投げ方を教えてもらいました、投げるのもまあまあうまくなったみたいです
  • 結果的にはSALの強度実験機、の役目をしてもらいました どこに疲労(ストレス)がかかるかわかってきました
  • 送信機のラダーミキシングの設定値の決定方法が理解できたと思います。
  • 300回以上投げていますね みんなが元を取った機体と言います
  • 力一杯投げると 遠心力で右手の先に血がかたより、3分ぐらい「じんじん」するのがわかりました。
補足

送信機のミキシングを入れ忘れて
投げてしまい 地面に激突、
翼が折れました・・・・・
ランチ直後ロールされるとなすすべ無し!
右手は送信機持ってないし

上側のフィルムだけでくっついています
スプレー糊(後ろに見えます)でくっつけて
押さえる!押さえる
穴をバルサで埋めて、マイクログラスとエポキシ樹脂
で補修、フィルム張り
いくらかは重くなったけど 強度は上がったぞ
幸い ねじれもあまりでなかったようです。
その後 ミキシングを入れ忘れて投げる事故というか「うっかり」が続いたため
 安くなった事も手伝い、GWSのPG-03ジャイロを搭載 うっかり者には これが1番!
エレベーターミキシング(ダウン側)にわずかに掛けているけど 入れ忘れても ランチ直後宙返りくらいです
エレベータースティックには左親指がかかっているし すぐ対処できます 

この機体は 第4号機完成に伴い、友人に譲ってしまいました 
第4号機(2004年春)自作 SAL機 Misty-R [saled]
赤矢印がジャイロ(GWS-PG-03)
サーボベッドに半分埋め込んであります
名前 Misty-R01
翼幅 136cm 翼面積20.4dm2
重量 270g 
翼面荷重 13.2g/dm2

SWING-SALに比較すると翼幅が
広い分ランチ速度が落ちてるような気がする
軽く投げてみて 獲得高度は前機体と変わらない感触。
数日間、SALで投げてみて感じたことがある
ハードランチ(力入れて投げる)すると リリース直後 機体がよれる感じがする
ジャイロの補正がうまくきいていないようで左に逃げてしまう。
高度も思ったほど獲得できない
どうも 胴体の強度不足のようで、翼を持って胴体を振ると
若干 よれますね 
 

カーボンロッドとバルサで補強しました
ほとんど よれなくなりました。
5回SAL投げしたら カーボンロッドの瞬着がはずれました
 しかし その5回の感触は上々でした
クロスカーボンロッドのかわりに
マイクログラス貼りスサンドイッチバルサで全面蓋をした
ばっちり! です
エルロンSALも興味あるのよね〜・・・・6号機へ続く
11月に9号機完成に伴い 友人に譲りました
第×号機(2004年初夏) マル貧計画 マイクロバードからMint改造へ
右のK氏がネットオークションで入手した
マイクロバード(※1)です
この機体、制作者の意図が良く反映されています
調整後は大変よく飛びました(SALじゃないよ)
翼幅75cm
重量 80g
しかし 当初いくつか問題点がありました。

1)フィルムのひっぱりが強すぎて翼がねじれます
 飛ばす前にドライヤーで修正しますが
 毎回20分くらいかかります。
2)ラダー面積の割に上半角が少なく、とにかく舵がききません
 動翼面積増加、主翼翼端にフィレット追加
3)リンケージにQRPのマイクロロッド(0.8mm)が使ってありましたが
 遊びが多いため、ワイヤー(釣り糸)リンケージに変更


(※1)マイクロバード
 仮に私が命名しました。
パソコンの故障によりデータが飛んで、
オークション出品者と連絡がとれないためです。
制作者に名前を聞きたかったのに、残念です。

スロープで飛ぶ(風弱い時ね)
その後 ジャベリン(やり投げ)で翼が折れました 残念  修理はしたけど飛ばす気はなし
第5号機 Mint改造へ
マイクロバードがよく飛んだので 新作機を!
自作するのもしんどいので mint改造という手にでます

mintは
翼幅60cm
重量100〜150g
--これでは 荷重がまるでジェット機ですので 
マイクロバードに近づけるために
軽量化をめざし胴体を切りつめます
改造後の目標重量は80gです

赤線が当初の図面
ラダーはSALを見越して下側に大きくします
切りつめて 全長は、ほぼ同じになりました
サーボはモデルクラフトの333、受信機はgwsの4ch

胴体の生地完状態(尾翼なし、メカなし、リンケージなし、フィルムなし)
で9gでした。

上がmint 下がマイクロバード
主翼はとりあえず ノーマルです
mintの翼構造は前側が3mmバルサ2枚を張り合わせ
翼型に削るという物で 強度があります。
翼だけのフィルム張り完成重量はグラス補強も併せて32gです
完成重量82gです。 フィルムは軽量で熱収縮の少ない(というか全くない)特殊な物を張っています(アイロン張りです)
結論を出すほどには飛んでいませんが 飛行インプレッションと調整は・・・
  • 図面(設計上)の重心位置では前すぎて 滑空比が伸びません。5mm〜10mm後ろ側が手に合います
  • 胴体前部のメカスペースが結構広いので電池と受信機を後ろ側にすることにより10mm重心が後ろになりました
  • メカ類は中で動かないようにスチロールブロックを隙間に積めています。
SAL投げします
  • 翼端をわしづかみで投げます。 送信機ミキシングはわずかに(ラダー後縁3mm)右へ で結構昇ります
  • 翼面加重がマイクロタイムより重いため 滑空比はいまいちです 翼も薄いので低速で粘りませんポトンと落ちます
で もう少し大きな主翼を制作中です。

SAL投げに耐えるようにmint構造です
リブ間隔はそのままに、1枚リブを増やしています。
後縁材の位置を1cm後ろ側にずらしリブを1cm伸ばしています


というとこで 続く予定。2004/6/24

その後 相当投げたけど 翼が薄いためか操縦がシビアで
 思ったより SALの獲得高度が上がらない
 軽すぎるんじゃないか? ということで 一時開発を休止

   2004/8月
翼面荷重を計算すると ノーマル翼6.8dm2 大翼8.1dm2
で各々 12.6g 10.6g

上からmint純正翼
制作中の翼
マイクロタイムの翼
その後 まじめな翼型にすることにした
2*2mmのバルサ棒をリブ上下に貼る(1)
翼型ゲージに合わして修正(2)
フィルム張り直前(3)
 手投げ直後 強風にあおられて 大破(4)
なんだかな〜 EDF50ダクトつけたんだけど・・
その後 ダクト(GWS-EDS40)に交換して復活
 まあまあ 飛ぶ

 モーターOFFの時
重心位置が前(25%くらい)のほうがコントロールしやすい
 モーターONの時(ハーフスロットルの時も)
重心位置は30%〜33%程度で問題ない

モーターONの時は舵が敏感なため
手投げはハーフスロットルで行う
 両手で送信機を持ってからスロットルを上げると操作しやすい

360mA7.4Vリポ+10Aアンプ+2サーボ
第6号機(2004年夏)自作 SAL機 および 小型スロープスタント Misty100 【改造素材】
軽い機体に嫌気が差してきたので
重い機体を作ってみる (あくまで翼面荷重の話ですよ)
 
翼幅104cm 翼厚6%<---薄い! 翼型適当
翼面積 13dm2
重量175g+バラスト15g 
3サーボ  
  で翼面荷重を計算すると14.6g/dm2
  数字だけ見るとちっとも重くない

主翼 スチロールコア+1mmバルサプランク+マイクログラス貼り
主翼のみは90g 背中の黒いキャノピーはエルロンサーボカバー

その後 主翼補強して 全備重量は220g
翼面荷重 17g/dm2
(こうなるとスロープ専用か!)

主翼とポッドの間に3mmバルサをサンドイッチ
それに隙間をあけてエルロンロッドを出してる
尾翼はビデオテープで直角だし!
テールパイプは釣り竿だ

狙いは
ヨシオカモデルファクトリーのワンハンと
アートホビーのボボリンク(SAL)の
ちょうど中間的な性格(位置づけ)

ジャイロなし エルロン機(というか上半角の少ない機体)は
ランチ時 右舵オフセットがなくても それほど暴れないようですね

飛行は非常に素直な直進性の良い機体
ランチ高度もまずまず 上がります 
きびきび動き 操縦していて たのしい機体に仕上がっています。
現在、少し前重心のようで 今から重心位置を探っていきます

ムービーの部屋に飛行風景あります
第7号機(2004年秋) SAL機 SALSA [saled]
アサミ模型が販売している
チェコ製完成機”SALSA”です。

友人から中古を入手
エルロンSALのノウハウを得るにはいいかな
と考えています

ノーマルの状態
数カ所 気に入らない箇所があり
作りかえています
加工後
1.ポッドの強度問題
 このポッドは当初 穴は開いてない
エルロンサーボコード用の穴をユーザーが開けます
前ユーザーが大穴を開けており4隅に亀裂が入っていました
これは第4号機と同じで SAL投げに耐えられません
穴は 最小限の丸い穴にすべきです(そうすると 爪ナットを入れることが出来ません??)


そこで 右図の加工をしました。
★パイプを注意深くポッドから剥がす
(マイクロバーナーでピンポイント加熱してエポキシ接着剤を劣化させドライバーで少し削り取る・・の繰り返し 加熱しすぎるとポッドが焼けてしまいます)
★胴枠を前側に追加して ネジのすぐそばに2枚の胴枠がある構造にします。
(パイプを奥まで入れるので テールは短くなります
日本では旋回性を求めるため短くする傾向があります しかも最初は長すぎます)
加工前
加工後
2.ポッドとテールパイプの位置、角度
前制作者の設定では主翼の迎え角が大きすぎて
ランチ時に舵で相当量押さえ込む必要があり、抵抗が大きく
ランチ高度が稼げません。 
そこで主翼下面とテールパイプが平行になるまで迎え角を減らしました。
ただし、この設定が通常飛行時にもたらす影響はまだ考慮していません。 確実にランチ高度は稼げます!!
加工前
加工後
リンケージにはいままで釣り糸による両引きを使っていましたがよくゆるみます
そこで カーボンロッド(0.9mm)とはやりのリリアン接合を
試してみました。 遊びも少なく、良い感じです。

ラダーのオフセットはロッドの取り回しのためです
2日飛ばして 問題が発覚しました 遊びが出てきたので
よく見ると リリアンに穴が開いてます 数回リリアンを交換しましたが0.9mmロッドでは耐久性に問題ありです。
1.5mm〜1.8mmロッドでは大丈夫なのかもしれません。

リリアンに問題があるのかと思い違うメーカーを試してみました 比較的 がまかつ(写真中)と右側が厚みも厚く、耐久性がありますが、大同小異でした

接着剤も瞬間、ハイポリマー、弾性エポキシ でもたいした違いはありません。瞬間はくびれに染みこまないように気を遣いますが他は付いても問題ありません。
そこで 結局リリアン接合をあきらめ 通常のカーボン+ピアノ線接合になっちゃいました。
ついでに言えば エルロンロッドも同じ方法です

中央を絶縁用収縮チューブを使い 瞬間を隙間に流します
上図 赤色 0.9mmピアノ線 黒0.9mmカーボンロッドです
エルロンカバーは 当初ありませんでしたが 着陸時 ロッドが
地面に接触してしまうため (リトルベランカ)のカバーを
付けてます 260円でした
思惑通り ランチ高度は結構稼げます  ある程度 走らせると滑空比は伸びます。 低速滞空がいまいちで失速はしにくいものの 低速ではその姿勢を保ちながら高度が落ちてきます。この機体の癖をのみこみ なれてくれば かなり滞空時間が稼げるような気がします。 その後 重心位置を3mm前に移すことにより、姿勢を保ちながら高度が落ちてくる性格から少し前に進む様になり、スピードのコントロールがしやすくなりました と言うところで お嫁に出しました。

友人に渡ったsalsa 酷使がたたり・・・・
SALSA 再び! 破壊! そして修理と補強改造

第9号機(2004年11月) 自作SAL Misty-DLG
実はこれ 第6号機の胴体です
水平垂直を肉抜き軽量化しましたが 翼だけ新作です。

バルサリブ組1mmプランクです
 結局スチロールより軽くできます
引っ張り強度の確保のため 4mmのカーボンパイプをスパーに使っています。(アイデアはSALSAから・・)

4ch4サーボで全備重量 205g (頭部バラスト8g含む)
翼型AG-08 翼にサーボ2個埋め込みフラッペロン操作
翼幅 137cm
翼面積 18.6dm2(実測)

 で翼面荷重は 11.0g/dm2 というSALとしてはかなり軽い数値です
バルサリブ翼の自作 作り方はこちら
総重量が軽いためSALランチの翼の強度も問題ないようで、ランチ時の機速も結構あります
しかし 翼面荷重の軽さか テールが短い、尾翼が小さい ためかランチコントロールが少しシビアです
上空へ上がってしまえば わずかな上昇風にもよく浮きます 現在 テスト中です

 2005年4月 
6ヶ月間SALとして使用した結果 初期高度が徐々に取れなくなる現象が発生 リリース直後エルロンがばたつく 主翼に「ヤレ」(剛性疲労)が発生している模様 、サルサにもこの傾向がある
後日 投げたとたん右手でアンテナを曲げて それを閉め込んでいるときに地面に突き刺さり状態になる 
主翼 破損 終了! あぅ〜〜〜操縦者にも「ヤレ」が発生しているみたい
 

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