いぐらの館紹介

母屋内の紹介

明治17年に大工、部坂小右衛門により建築された中川家は、阿知須の居蔵造りの特徴を備えた建築の一つです。

大広間

この大広間で冠婚葬祭や船出を祝う宴会などが催された。現在は、展示会、演奏会などのイベントにも使われます。

欄間

幅の広い透かし彫りの欄間、広間にある2枚の欄間は今では入手できない屋久杉で製作されているといわれています。

襖絵

田能村竹田系の画人、上田田単(1830-不明)は徳山に長く住み多くの作品を残しているが、この田単による四季の花鳥を描いた襖絵が残っています。

中2階

吊り階段で上がる中2階は、生活道具を収めていた場所です。  当時の古い生活道具がいろいろと展示されています。

庭園の紹介  

西側の大井戸を取り囲む植栽は建築当時から変わらず樫の木やソテツ、タイサンボク、御柳(ギョリュウ)などがあります。

大井戸

火災に備え防火用水の確保のため造ったとされる大井戸の大きさに圧倒されます。

蔵シアター

かっての米蔵ですが、昔の農機具や漁具を展示し、また阿知須浦をプロジェクターの映像で紹介する蔵シアターにもなっています。

東門を望む景色

木造の東門。木彫りの模様に家紋も細工されています。

北庭園から母屋の風景

母屋の前は広々としています。ここには、かって木造3階建ての楼閣が建っていました。

御柳(ギョリュウ)の大木

珍しい御柳(ギョリュウ)の大木が威容を誇る西側の庭園。4月末ごろには綺麗な花が咲きます。