「山口砂金研究会」

2001年北海道砂金掘り旅行について

2001年夏、山口砂金研究会会員4名は道内各地で砂金を掘りながら約1ヶ月間過ごした。

夕張にて。 8月○日。砂金掘りの最後の予定地は夕張である。ここでは、アンモナイトの化石と砂金・白金が主な目 的であった。まずは砂金・白金。北海道各地での経験を 生かし、ここでの情報は今金とウソタンナイで出会ったIさんから仕入れていた。その場所らしいところでさっそく掘ってみるが、今までの場所とは明らかに 違っていた。砂のほとんどが砂鉄なのだ。川底も岩盤が露出しており、いわば「天然ネコ板」状態なのだ。途方に暮れていると、橋の上を一台の車が山奥に走っ ていった。ピンときた。すぐさま道具を片づけ、車で後を追ったが残念ながら見失ってしまった。
夕張の奥地、道なき道を進む。 仕方がないので先ほどの所へ戻ろうとしたとき、一台の車と出会った。いつものように元気よく挨拶。車 の中には男性3人。この方々は地元の化石研究家と北大 の学生さん、愛知県からの学校の先生だった。特に、地元の研究家の方には私が今まで知らなかったこと(このあたりの砂金・白金についてや鉱区など)につい て詳しく教えていただいた。そして、願ってもないお誘い。「これから化石の調査に行くが同行されませんか?」非常についている私。しかし、大自然は甘くな かった。わが愛車のスパシオではとても行けないような道になり、テラノに乗せてもらったがそれでも行けないような道になり、最後は徒歩。そして、道なき道 を行き、まるで「川口浩探検隊」のような状況であった。
化石採取の様子。 かなりの時間そのような道を進み、ダム湖の湖畔に出た。そこから目指す調査地点の沢に移動し、アンモ ナイトの化石の調査を行っておられた。私は化石の破片 をいくつか拾ったが、なにせ準備をほとんどしていなかったので、化石の入れ物がスーパーのレジ袋に新聞紙を敷いたものだったので、何度涙をのんで欲しいサ ンプルを手放したことか。まあ、ここもぜひリベンジしたい場所ではあるが、後数年でダムのそこに沈むという話だ。国土交通省の見直し事業にもここは確かは ずれていた。残念だ。まあ、たとえ次にここに行く機会をもてたとしても、あの道なき道、私一人では絶対に行けない自信がある。そのくらいすごい道であっ た。もしも行くのであれば、カヌーを使ってのアプローチしかないと思う。リベンジできれば・・・・いいな。 翌日は朝から家族全員で最初の地点へ。ここで不思議な縁が・・・・。夕張のポイントを教えてくれて、今金の橋の近く、ソタンナイの橋の近くで出会ったIさ んに夕張の橋の近くで出会った。不思議な縁である。この日は郷土研究家の方に砂金掘りの仕方や川の流れの読み方などを教えていただき、我が息子(会員3・ 4号)はアンモナイトの化石についての話をしていただいた。本当に親切な方であった。
歴舟川をカヌーで川下り。 2001年の北海道での砂金掘り旅行については以上のようなようす。砂金あり、化石あり、時にはオ パールあり、そしてカヌーを楽しみ、本当に変化のある旅 であった。次回北海道に行くときは・・・・・夢は限りなく広がる。
トップページへ その1へ その2へ その3へ その4へ 1 1 1